2026年10月12日月曜日

秋季大祭のご報告 ~四艘の船団による川施餓鬼とお地蔵様流し~

10月11日、当山にて秋季大祭である「千体地蔵会」ならびに「川施餓鬼法要」を厳修いたしました。
本年は50名弱の方々にご参列いただき、大変にぎにぎしく、また厳かな法要となりました。

千体地蔵会(お地蔵様前での法要)

表白を奏上する安田奘基住職

▲表白を奏上する安田奘基住職

午後1時より、当山のお地蔵様前にて読経、表白(ひょうびゃく)が奏上されました。
また法要内では施餓鬼作法も執り行われ、餓鬼さんへのご供養も懇ろに勤められました。

額賀先生ご名代 雨谷様からのご挨拶

▲額賀先生ご名代・雨谷様からのご挨拶

本年は、法相宗大本山薬師寺より生駒管主をはじめ、近隣のタイ寺の僧侶4名様、そして奉賛会会長であり衆議院議員の額賀先生のご名代として雨谷様にご参列いただきました。
雨谷様からは、額賀先生が公務によりご欠席される旨と、本会が盛大に開催されたこと、そして当山の安田住職就任一周年へのお祝いのお言葉を頂戴いたしました。

薬師寺 生駒管主からのご挨拶

▲大本山薬師寺・生駒管主からのご挨拶

続いて薬師寺の生駒管主からも、当山の安田住職就任一周年への温かいお祝いのお言葉を賜りました。また、これから赴かれるインドの地におきましても「お地蔵様流し」を行われるという大変貴重なお話をいただきました。

当山 安田奘基住職

▲当山 安田奘基住職

当山の安田奘基住職からの挨拶では、昨年の雨天から一転して本年が好天に恵まれたことへの感謝とともに、お地蔵様の教えについてお話がございました。

「暑いと涼しさを求め、寒くなると暖かさを求めてしまうように、私たちはつい不平不満を抱いてしまいます。
お地蔵様のご真言『オン カカカ ビサンマエイ ソワカ』の『カカカ』は笑い声を表しています。これは苦しむ人を笑うのではなく、『必ず救うことができる』という喜びの笑い声なのです。
お地蔵様は『代受苦(だいじゅく)』といって、私たちの苦しみを代わって受けてくださる仏様です。不平不満や人の欠点ばかりに目を向けるのではなく、お互いの長所を見つめ、感謝と喜びの心を持って共に笑い合っていきましょう」

常陸利根川への移動と船団の出航

船団の出航
船団
船団

▲総勢4艘の船団による出航

法要後は常陸利根川へ移動し、総勢4艘の船に乗船して出航いたしました。

美しい吹き流し
船と吹き流し
船と吹き流し
船と吹き流し

▲風にたなびく美しい吹き流し

船上に掲げられた吹き流しが風にたなびき、非常に美しく輝く情景の中、霞ヶ浦方面へと船を進めました。

筑波山を望む

▲霞ヶ浦方面へ進むと、遠くに美しくそびえる筑波山の姿も

船上での川施餓鬼・お地蔵様流し

船上での安田住職

▲船上での法要の様子

船上では、水難で亡くなられた方々をご供養するためのお地蔵様流しを執り行いました。

お地蔵様流し
お地蔵様流し
お地蔵様流し
お地蔵様流し

▲参列者の皆様によるお地蔵様流し

和紙にお姿が押された印仏(いんぶつ)のお地蔵様を、参列者お一人お一人が「オン カカカ ビサンマエイ ソワカ」という真言を唱えながら川へ流し、静かに祈りを捧げました。

ご参列いただいた皆様との集合写真

▲ご参列いただいた皆様との集合写真

皆さまの温かいお力添えにより、本年も無事に秋季大祭を勤修できましたこと、心より深く感謝申し上げます。
朝晩は冷え込む季節となってまいりましたので、どうぞお身体を大切にお過ごしください。

合掌
潮音寺