2026年9月26日土曜日

【ご報告】秋の夜長を彩るハープの調べ 〜観月会厳修〜

9月25日、当山にて「観月会」を執り行いました。
時折雲にお月様が隠れる時間帯もございましたが、見事な美しいお月様をしっかりと拝むことができ、心地よい秋の夜長を皆さまと共に過ごすことができました。

🎶 福井麻衣様によるハープ演奏

本日はハーピストの福井麻衣様をお招きし、野外での特別な演奏をご披露いただきました。

【本日の演奏曲目】
1. ドビュッシー/アラベスク
2. ワトキンス/ファイヤーダンス
3. ドビュッシー/亜麻色の髪の乙女
4. チャイコフスキー/オペラ「エヴゲニ・オネーギン」の主題による幻想曲
5. 荒城の月のテーマとバリエーション
アンコール:川の流れのように
大本山薬師寺と福井様とのご縁は深く、17年前に薬師寺がフランスへ赴いた際の通訳を福井様が務めてくださったことに遡ります。

📿 安田奘基住職からの法話

安田住職の法話では、この「17年間」という月日が、玄奘三蔵がインドへ赴き教えを持ち帰るまでの旅の期間と同じであることに触れ、巡り合わせた仏縁の深さについてお話がありました。

また、ハープは1本の弦を弾くと他の弦も共鳴して響くことから、これを仏教の「和顔愛語(わげんあいご)」、つまり自分が和やかな顔で接すれば周りも楽しくなるという教えに重ね合わせました。
本日の観月会も、皆さまのご協力とお力添えが共鳴し合って完成したことに、心より感謝を申し上げました。

🌕 お月様に学ぶ仏教の教え

月は仏教において、私たちの心を映す鏡として度々例えられます。

雲に隠れる月は、本来持っている真心が、怒りや欲によって見えなくなってしまっている状態。月の満ち欠けは、人生に波があり、良い時もそうでない時もあることの表れです。
また、指で月を差したとき、指先ばかりを見るのではなく、その先にある月(真理)を見つめることが大切であるという「指月(しげつ)の例え」のお話もございました。
波立つ水面には月は綺麗に映りません。心を落ち着かせ、自分自身の真心を見つめ直す時間を持っていただければと存じます。

🍵 お食事とお茶のひととき

当日は、観音講特製のお弁当のご用意に加え、特別なお茶とお菓子をお召し上がりいただきました。
加藤大覺師からのご案内の通り、お抹茶は江戸千家の皆さまにお茶点てをご奉仕いただき、当山の初代住職・橋本凝胤和上が命名された「和光」をお出しいたしました。そしてお月見団子は、地元のお菓子屋「さわた」さんに特注した関西風の月見団子(あんこで包んだ形)をご用意し、皆さまに大変好評をいただきました。

🖌️ 記念の特別御朱印とご歓談

ご参列いただいた皆さまには、安田住職直筆の特別御朱印をお渡しいたしました。
記された言葉は「月光遍照(がっこうへんじょう)」。月が天上から平等に光を照らすように、私たちもお互いを平等に照らしていく心を持てますようにという願いが込められています。
閉会後には、福井様の近くでハープに関するご質問やご説明を聞く時間が設けられ、皆さまそれぞれに交流を深められておりました。

🍁 今後の行事のお知らせ(川施餓鬼について)

毎年10月第4土曜日に執り行っております秋の大祭ならびに川施餓鬼ですが、本年は日程を変更し10月11日(日)に厳修いたします。

常陸利根川へ船で出向き、水難で亡くなられた方々をご供養する大切な行事です。特にこの夏は水害も多く発生しております。共に船に乗り、ご供養のお参りをしていただければと存じます。
※お申し込みは随時受け付けております。
結びとなりますが、本日は遅くまでご参列いただき、誠にありがとうございました。

合掌
潮音寺

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