2022年11月16日水曜日

ご結縁者の感想文

 どうも、住職です。



今日もたくさんのご納経をいただき、

お読み上げをさせていただきました。

そこでふいに思い出してしまいました。

「どうやら住職はご結縁者様からの感想文を

もらってそのままにしてる。。。!」


というわけで、

約1年遅れとなってしまいましたが、

以下に感想文をご紹介させていただきます。

ご夫婦揃って100巻の満願を迎えられた方です。


岐阜県各務原市 深尾武男

 水雲山潮音寺 通称慈母観音様 村上定運住職のもとで

この度お写経を百巻納経させて頂きました。

この背景には八年前、体調を崩して

肺炎発生の為岐阜県病院に五十日間入院し、

全快を機会にお写経に励んでおります。

お陰様で軽傷に済みましたことのご恩返しとして

末永くお努めする所存で御座居ます。

 

余談ですが、

一九四三年那加第二国民学校六年生十名で

村上住職の祖父に当たる村上沖胤師のお世話になり

川崎山薬師寺にて合宿させていただきました。

ろうそく灯で身心鍛錬の為般若心経をとなえ、

法話の後午后九時には就寝。翌朝五時に起床し、

寒風摩擦と竹槍で突きの訓練の後朝食で終了です。

米粒の少いおかゆでしたが非常においしい一時でした。

小生の時代は軍国少年としてお国の為と云う

精神を養成化され、一九四四年には学徒動員で

中学一年から軍需工場にて働きました。

食糧難で耐え忍んだ体験は一生の宝物ですと同時に、

現在の平和な国の尊さを痛感しております。

 信仰心篤く、熱心にお写経に励んでいた

母の後を引き継いで、本山のお写経ともども

命の限り結縁させていただきます。

 

 深尾弘子

 本年(令和三年)四・五・六月と三回、

「仏教とお経から学ぶ新しい生きかた」

と題した講座を受けました。

(中日文化センターの講座です。春と秋に現在も継続中。)

 若くして水雲山潮音寺住職になられましたことを

大変喜ばしく思っています。

この講座にて写仏の存在を知り、

夫の父母恩重経と共に納経を始めました。

一日の終りのほっとして寝る前に心を静ませ、

無心になって書いていきます。

 お願いごとには多々有りますが、

まずは何よりコロナ禍の終息。

そして核兵器のない平和を記します。

 書き終わると用紙に浮かぶ仏様の立振る舞い、

飾らないお姿に大変癒されています。


ありがたいご縁に感謝しながら、

今後も広くお写経のご結縁を

募らせていただきます。


皆様もぜひご結縁ください。

合掌

村上定運拝



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