季節は晩秋を迎え、夜空の美しさが際立つ頃となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
去る令和7年11月5日(水)、潮音寺にて恒例の観月会を厳かに執り行いました。
この観月会は、月を愛でる風雅なひとときをご結縁の皆様と共有し、静寂の中で仏縁を結んでいただく大切な行事です。
幻想的な夜の法要と奉納
当日は多くの方にご参集いただき、午後5時からのお食事・野点にて、和やかな雰囲気の中、交流を深めていただきました。
午後6時半からは法要が厳かに執り行われました。
すすきを飾り付けた祭壇のそばで、灯明がゆらめき、幻想的な雰囲気に包まれました。夜の澄んだ空気の中で響く読経は、ご参列の皆様の心に静かに染み渡ったことと存じます。
そして午後7時頃からは、奉納行事として素晴らしい演奏家の皆様をお招きいたしました。
タブラ奏者の石田紫織様
シタール奏者の武藤景介様
お二人の演奏は、静寂な夜の空気と見事に調和し、深く心に響くものでした。篝火の炎の元、タブラのリズムとシタールの優雅な響きが織りなす音の曼荼羅は、ご参列の皆様を深い瞑想へと誘いました。日常の喧騒を忘れさせてくれる貴い時間となりました。
観月会を通して皆様が結ばれたご縁が、日々の安寧に繋がりますことを心より願っております。
ご多忙の中、ご参加だきました皆様に改めて感謝申し上げます。今後とも、潮音寺の行事にぜひご参加ください。



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