2024年3月13日水曜日

令和6年花あかり厳修の御礼

 

合 掌

 年始に発生した能登半島地震により被災された方々に

衷心よりお見舞いを申し上げます。

 さて、この度お陰さまを持ちまして

令和6年東日本大震災追悼法要「花あかり」

を無事に厳修することができました。

 震災十年の年より取り組みを始めた事業である

「花あかり」ですが、

昼は千躰地蔵尊・波切不動尊の御宝前にて法要を行い、

鐘楼前では伊藤怜子氏、石川奈々歩氏による

「花は咲く」の奉納演奏も頂戴しました。



夜には百華供養と万燈会を行い、

一日を通じて様々な形で追悼の心を捧げさせていただきました。

このように無事に行事を終えられたことは、

全て今回の取り組みにご賛同くださった

皆さまのお支えによるものと感謝に堪えません。



 私たちを取り巻く環境は目まぐるしく変化し、

13年の歳月が過ぎた今でも様々な事情によって

苦しむ方がいるということを感じました。

コロナに戦争、自然災害など、

「普段通り」や「当たり前」の尊さを

より一層噛みしめなければなりません。

 そのために、帰って来ない大切な人や

震災の記憶を風化させぬよう、

1年でも長くこの行事を持続させていけるように

寺門一同精進して参ります。


 神仏のご加護による皆さまのご健勝とご発展、

また災害、疫病、戦争などの終結、世界の安穏をご祈念申し上げ、

お礼の挨拶に代えさせていただきます。

再 礼

令和6年 3月吉日

奈良薬師寺 東関東別院

慈母観音 水雲山潮音寺

住職 村上定運


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