合 掌
年始に発生した能登半島地震により被災された方々に
衷心よりお見舞いを申し上げます。
さて、この度お陰さまを持ちまして
令和6年東日本大震災追悼法要「花あかり」
を無事に厳修することができました。
震災十年の年より取り組みを始めた事業である
「花あかり」ですが、
昼は千躰地蔵尊・波切不動尊の御宝前にて法要を行い、
鐘楼前では伊藤怜子氏、石川奈々歩氏による
「花は咲く」の奉納演奏も頂戴しました。
夜には百華供養と万燈会を行い、
一日を通じて様々な形で追悼の心を捧げさせていただきました。
このように無事に行事を終えられたことは、
全て今回の取り組みにご賛同くださった
皆さまのお支えによるものと感謝に堪えません。
私たちを取り巻く環境は目まぐるしく変化し、
13年の歳月が過ぎた今でも様々な事情によって
苦しむ方がいるということを感じました。
コロナに戦争、自然災害など、
「普段通り」や「当たり前」の尊さを
より一層噛みしめなければなりません。
そのために、帰って来ない大切な人や
震災の記憶を風化させぬよう、
1年でも長くこの行事を持続させていけるように
寺門一同精進して参ります。
神仏のご加護による皆さまのご健勝とご発展、
また災害、疫病、戦争などの終結、世界の安穏をご祈念申し上げ、
お礼の挨拶に代えさせていただきます。
再 礼
令和6年 3月吉日
奈良薬師寺 東関東別院
慈母観音 水雲山潮音寺
住職 村上定運
0 件のコメント:
コメントを投稿