2019年4月17日水曜日

花の寺 牡丹の開花

潮音寺では石仏三十三観音にふさわしい牡丹の品種を33種、鐘楼の南側に煩悩の数である108種類の牡丹を植えています。
合計すると141種類の牡丹があり、4月11日~5月6日を牡丹会として「牡丹お写経会」を開催していますが、今年は寒い日が続き、開花はこれからです。
4月14日に14番の春興殿が開きかけましたが、16日もさほど変わっていません。
昨年一番最初に咲いたのが70番の千鳥の舞ですが、こちらもそろそろ咲きそうです。
4月16日現在
14 春興殿
70千鳥の舞
4月14日
14 春興殿
70千鳥の舞

潮音寺では、4月27日(土)開山会法要を行い、法要後、記念講演を行います。
講師は有我重房氏です。
「国際花と緑の博覧会」にて牡丹樹日本唯一優秀賞を受賞した、福島県須賀川市の牡丹生産者であり、元農林水産省ぼたん種苗特性分類調査委員。
当日、牡丹の講演と鉢植えの牡丹を持って来ていただきます。
有我さんの牡丹の苗は、牡丹の木から自根が生えたものです。
牡丹は、芍薬の根に牡丹の枝を接木しています。芍薬も牡丹によく似た花ですが、樹木ではありません。草です。芍薬の根のままでは、いずれ牡丹は枯れてしまいます。芍薬に接木したあと牡丹本来の根が生えてきたら牡丹樹になります。木ですから樹齢100年以上にも育ちます。
注意は、芍薬の根もありますから、下から芍薬の芽が出てきますが、芽摘みが必要です。牡丹が咲いて、下から芍薬が出てきて芍薬も花が咲いたと喜んでいると、牡丹が芍薬に負けてしまったということになります。牡丹は牡丹として、芍薬は芍薬として育ててください。
潮音寺の不動明王の周囲には芍薬を植えています。5月初旬の開花です。
今年も百合200株をさつき盆栽協会から奉納いただきます。
4月19日に植え付けを致します。
お時間があれば、植え付けのご奉仕に来てください。
花の寺 潮音寺
合掌 基達 

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