1月24日、当山「無量寿殿(むりょうじゅでん)」において、故・橋本登美三郎先生を偲ぶ「西湖忌(せいこき)」法要を厳修いたしました。
本年も多くのご縁ある方々にご参集いただき、先生の遺徳を偲び、静かに手を合わせる一日となりました。
来賓挨拶:郷土の礎と遺訓を胸に
法要の中では、ご来賓の皆様より心温まるご挨拶を頂戴いたしました。
■ 潮来市長 原 浩道様
原市長からは、東関東自動車道をはじめとする交通網の整備など、現在の潮来市の発展の礎となった橋本先生の功績についてお話しいただきました。私たちが享受している豊かさが先生の尽力によるものであることを再確認し、その遺志を受け継いで市政の発展に尽くす決意を述べられました。
■ 茨城県議会議員 松田 千春 様
松田様からは、かつての雪の中の選挙戦など当時の情景を振り返りつつ、西湖忌は「橋本先生と向き合い、一年の報告をする場」であると語られました。ご自身も境内の牡丹の手入れを通じて先生の意にかなう行動を自問自答していること、そして先生が目指した「民主主義」の精神を改めて心に刻む重要性を説かれました。
■ 衆議院議長 額賀 福志郎 様
国政43年目を迎えられた額賀様は、先生からの直接の指導や「物で栄えて心で滅ぶことだけは駄目だ」という遺訓を紹介されました。物質的な豊かさだけでなく、郷土や国を思う「母なる心(精神的な豊かさ)」を持つことの大切さを強調され、先生の功績と実績を確信し、これからも全力を尽くすとの決意を新たにされました。
住職法話:目に見えない「おかげさま」と「中道」
法要の締めくくりに、当山住職の安田より、ご参列への御礼と共に仏教の視点からのお話をさせていただきました。
橋本先生と祇園精舎の物語
約2500年前、お釈迦様のために金貨を敷き詰めて土地を求め、「祇園精舎」を寄進した先人たちの姿と、郷土のために尽くされた橋本先生の「男気」を重ね合わせ、先人が蒔いた種への感謝を語りました。
「おかげさま」の心
目に見えない「縁」や「恩」によって生かされていることに感謝する「おかげさま」の心。そして、張り詰めるだけでも緩めるだけでもない、偏らないバランスの大切さを説く「中道(ちゅうどう)」の教えについてお話ししました。
明らかに見る
また、「諦める」の語源である「明らかに見る」ことの重要性にも触れ、一方的な視点にとらわれず、物事の真理を様々な角度から見つめることで、心安らかに生きていけるとお伝えしました。
粗供養と墓参
本日の粗供養といたしまして、かつての仲見世を懐かしむ「慈母団子(じぼだんご)」と、住職より「白雪ふきん」をご用意させていただきました。
法要後、参列者の皆様は橋本登美三郎先生の供養碑にお線香を手向け、静かに帰路につかれました。
ご多忙の中、ご参列いただきました皆様、誠にありがとうございました。




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