2022年5月8日日曜日

奉賛会だよりの文章

 どうも、住職です。

こどもの日が過ぎて、今日は母の日です。

皆さん、お母さんに「ありがとう」

ちゃんと伝えていますか?

父母恩重経を唱えると、

両親への感謝の気持ちが育ちます。


さてさて、というわけでこれでもかっていうくらい

熱く焼けた(主に顔が)GWも終わり、

無事に遊園寺大作戦も完了したと思ったら、

早速来月には開山会が!!

という訳で奉賛会だよりを作りました。

こちらにおたより冒頭の文章を掲載しますので、

どうぞご覧くださいませ。

「母なる心」を伝え続ける


 雪も溶けきらぬ正月観音縁日に、

潮音寺創建願主である橋本登美三郎大居士の

三十三回忌法要を執行いたしました。

オミクロン株の大流行に伴い、

橋本家のご親族以外は役員など

寺内関係者のみでの法要となりましたが、

改めて願主のことを振り返る機会をいただきました。

 橋本居士は、社会不安が増大していくことに対して

心の立て直しが急務であるとして

慈母観音の降臨を願われました。

それから時は流れ、元号が二度変わった今もなお、

社会不安は減少しておりません。

それどころか次から次へと新しい問題や

悲しい事件が国内外を問わずに発生し、

休むことなく私たちを悩ませます。

押し寄せる苦しみに思わず目を

覆いたくなってしまいますが、

このような時代だからこそ

益々このお寺の活動が重要な

意味を持つのだと私は考えました。

 この文章を書いている頃、

境内ではちょうど牡丹が見ごろを迎えました。

牡丹の会の有志の皆さまによる絶え間ないお手入れのお蔭で、

例年にも増して大輪の花が咲いています。

訪れた人たちが満開の花を見て喜ぶことだけを

励みとして一切の見返りも求めずに

熱心にお世話をされるその姿に、

橋本居士が提唱された無償の愛

「母なる心」を見た気がします。

 お花の手入れに終わりがないように、

人の心に種をまくこのお寺の活動も

時代に合わせて続けていくことが肝心です。

今後も人に愛され必要とされる

お寺の在り方を追求しながら、

橋本居士の託された法灯を護り続けて参ります。

その気持ちを皆さまと確かめ合うのが

創建を祝う開山会です。

三十三回忌の節目となる今年、ぜひご参列の上

祈りをともにしてくださいますよう、

重ねてお願い申し上げます。

合 掌

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